出会いの時間

 

出会いの時間です。

こう書くと、痛いポエムのようなものが始まるような雰囲気がしますが、音楽との出会いのことです。

 

みなさんの音楽との出会いはいつでしょうか。出会いというより、音楽を好き好んで聴くようになったのはいつでしょうか。幼少の頃から音楽にはみなさん出会っていたはずです。幼稚園では、お弁当の歌とか、ピアノの音に合わせておじぎをしたり、けっこう音楽が身近なところにはあったと思います。それを音楽との出会いといっても良いのですが、それではみんな一緒になってしまいますからね。また、幼少の頃はそれを音楽とは思っていないはずです。幼少の頃、「このおじぎをするときの音はすばらしい!感銘を受けた!」なんていう人はあまりいないと思います。

 

ぼくの音楽との出会いは、槇原敬之さんの「どんなときも。」を小学5年生に聴いたことです。とは言っても、それまで音楽が好きではなかったというはわけではありません。むしろ好きでした。ラジオやテレビから流れるJ-POP。音楽の時間の合唱。朝の会でみんなで歌う歌。それらをとても愛していました。小学2年生の頃の音楽の時間。先生が、「みなさん歌うのは好きですか?」という問いに対して手を挙げたのは、ぼくともう2人くらい女の子がいたくらいで、そのときぼくは衝撃を受けました。「歌うのは楽しいのになあ。」そのころは、天空の城ラピュタの主題歌「君をのせて」をよく音楽の授業や朝の会で歌っていた記憶があります。その頃は、歌詞の意味が全くわからず、なにを言っているのかさっぱり。だけど何か熱いものを感じる。などとひとりで思っていました。なんかわからないけど良い。その感覚は音楽においてけっこう重要だと思います。その先にあるのが理論で、理論というのは先人たちのセンスの塊です。なんか良い人のどこが良いのか理論でわかれば最強ですね。

 

槇原敬之さんは、なんか良い。から歌詞とメロディーどっちもドンピシャで良い。に変わった1人でもあり、初めてアーティストとしてこの人を聴こうとなった人です。なのでぼくはここが音楽との出会いだと思っています。彼の独特な感性のとりこになりました。

 

今まで音楽と出会った中で、思い入れが強い曲はありますか。その曲はなぜ思い入れが強くなったのでしょうか。自分の気持ちを代弁しているから。メロディーが良いから。好きな人が聴いていた。色々あると思います。少なからず思い入れの強い曲は、心に残り続けていると思います。それはおそらく忘れることはないでしょう。しかもエピソードつきで。そんな曲をかける人の思い入れのある曲も聴いてみてください。そうすればもっと世界が広がるとおもいます。自分の心をわしづかみにした人をわしづかみにした人の音楽を聴くのはけっこう楽しいものです。

 

おすすめのアーティストがいたらどんどん教えてください。出会いの時間でした。